Love-tune担ではない他担が『ニート・ニート・ニート』を6回見た話

 

 

どうも。他担です。
元ジャニーズJr.内ユニットLove-tune所属の安井謙太郎くん主演、森田美勇人くん出演の 映画『ニートニートニート』の話をします。

 

 

安井くんの担当でもなければ、森田くんの担当でもない。Love-tuneに担当がいるわけでもない。はい、なんの該当もしていない他担です。

Love-tuneのこともあんまりよく分かってるなんて言えない、本当に他担です。

だけど、他担なのに自担も出ていないこの映画を6回見に行った。(決して多くはないけど、かつての自担の映画も飽きて2回くらいしか行かなかった私にとって6回は驚異的な数字)

 

 

きっかけは身近にいた安井担。安井くん主演の映画が決まったと泣いて喜んでいた彼女。しかもクズなニート役だよ!?最高だよ安井くん最高だよ…と念仏のように唱えていた。でも、わかる。すごく。

闇金ウシジマくんとかそういう類の映画が好きだった私は、クズなニート役をジャニーズJr.がやると聞いて期待に胸躍らせた。夢を売ってるジャニーズのクズ役ほどハマれば私の中で一生ものだ。

 

公開するまで主にこの安井担からの情報をところどころ得るくらいで、特に自分から情報網に根を張っていたわけじゃないことを承知で聞いてほしい。

 

映画の内容は、結構満足した。とても楽しめた。 月子の涙に胸が苦しくなったし、当時逃げたいことから逃げる勇気も持たなかった私にとってニートたちを見ながら意外にも逃げるのも悪くない、なんて思ったり。キノブーのパンッパンに膨れた肥満期は何度見ても見慣れなくておもしろいし、それに、北海道に行ったことのない私にとって雄大な大地そのものが美しくて魅力的だった。

 

 

何よりセリフが好きだった。言い草というのか。安井くんが恐ろしいほどに下ネタも最低なことも平気で吐く。

 

みんなのキャラを把握して、それぞれが活きるタイミングで話題の中心に、時にはスパイスにすっと入れ込む。

デジチケ導入で開演が大幅に遅れた「ジャニーズJr.祭り@さいたまスーパーアリーナ」で姿を現さずともひたすら言葉で場を繋ぎ客を楽しませ続けた功労者。

決して自分からは言わないけれど、他の人のエピソードから安井くんの面倒見の良さが感じられる。私の見ていたジャニーズJr.総監督安井謙太郎はそんな人だった。

 

その安井謙太郎が、自然になんの突っかかりもなく、普通にクズで最低なレンチという役をナチュラルに演じている。

 


ニート3をみた人なら分かると思うが、河原で火を起こしてやくざに追われる理由を話すレンチは最高にスカッとする程クズだ。

 


だけど、またこの最低なレンチに、勝手でコドモなニートたちに会いたいと思ってしまう。
ニートニートニートと家出少女と旅に出たいと思ってしまう。そして気づいたら、映画館にいる。その繰り返しだった。 

 

安井担の付き添いみたいなところもあったけれど、だけどそれだけじゃない。純粋にニート3という作品が大好きで何度もスクリーンでみた。

 

 

結果的にクレジットに(Love-tune)と書けなくなったかもしれないけれど、Love-tuneというその名を残すために動いてくれたり、期間中に退所報告をすることと大人の責任、と我がごとのように、矢面に立ってくれた大人がいたこと。うまく届けられない思いを抱きしめて受け止めてくれた共演者がいたこと。きっと色んな思いがあったのだろう。そこまでは分からない。


だけど、行った上映回全てで涙を啜る音が聴こえてきたこと、愛おしそうに映画館のポスターを眺めていたひとたちがいたこと。時には館内で想いを馳せたり、Twitter上でも映画館を始め様々な公式アカウントたちが決起大会のような熱いメッセージを交わしていたこと。
挿入歌であるCallが流れる度、隣で安井担が泣きながら笑っていたこと。


これは私がこの目で見たものだ。

そして、私がニート3をみていて印象に残ったこととまた見てしまった理由。

 

他担だからこそ、冷静にみれるところもあって。特別に熱い感情を入れ込まず冷静にみていても、やっぱり愛されている。逆境のこの時に向けられる愛は、やさしさは本物だ。

 

本物の愛を愛で包まれているこの作品にまた触れたいといつのまにか気づけば6回。
あったかいなあって。本当に心地がいい。

 

この世で最終的に一番人の心を動かすのは 愛だ。安井くんと美勇人くんが背負ったLove-tuneという名にもある、愛だ。
そう思わされた。そんなニート3期間だった

 

Love-tuneも、Love-tuneのメンバーも担当にはしたことがないけれど、
こんな状況になっても、ジャニーズにいる間、彼らは曲を自分たちで作る力も奏でる力も、バンドしながら派手に魅せる力も、ペンライトや掛け声で会場を1つにすることも、はたまたコンサートにおけるジャニヲタの命とも言えるペンライトを置かせることもできる力を培っていた。『夢』『忘れらない思い出』『10年後』という胸から離すことのできないキーワードを残す策士ぶり。ファンを巻き込む天才だと思う。そして、逆境の中で、こんなにも本物の愛で守ってくれる大人も熱い大勢のファンもいる。

 

このLove-tuneというユニットが、単純に末恐ろしい。


名前は消えても、やってきたことは消えない。
そのものだ。

 

勤労感謝の日に公開、そして2/10(ニートの日)まで、そしてこれからも、あの時、ニートニートニートという作品を私は見て心を震わせたんだという気持ちを忘れないでいたい。

 

宮野監督、エキストラも含めニートニートニートの出演者の皆様、制作スタッフの皆様、関係者の皆様、
素敵な作品を届けてくださって、ありがとうございます。

また皆様の仕事がみたいです。

 

 

どんな形でこれから7人が新しい道を進めるのかは分からないけど、こんなに人の心を動かして、夢を奏でて愛で切り開いていく姿をまじまじとみせられて自担も負けてられないなって思った。

 

 

 

他担だけど、ニート3も、Love-tuneのことも、だいすきです!なーみんなー??